旬のサバヒーを手軽に食卓へ 小骨の処理が不要な新製品発表/台湾

【経済】 2019/08/15 14:42 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
サバヒーの新製品をPRする漁業署の張致盛代理署長(右から2人目)ら

サバヒーの新製品をPRする漁業署の張致盛代理署長(右から2人目)ら

(台北 15日 中央社)小骨が非常に多いことで知られる魚「サバヒー」をより手軽に味わってもらおうと、農業委員会漁業署は12日、台北市内でPR記者会見を開き、骨の処理が不要な新製品を2種紹介した。

張致盛代理署長によると、サバヒーの旬は8~11月。大小含め222本の骨があるため、多忙な現代人の利便性向上を目指して中華民国全国漁会(漁協)と養殖業者がそれぞれ新製品の開発に取り組んだ。

漁協が開発したのは、170度の油で4分間揚げるだけで完成する冷凍食品。日本製の機械を導入し、大きな骨を取り除いた上で小さな骨は粉砕。タマネギなどを加えて加工されている。すでに学校給食や朝食チェーン店への供給が始まっているという。

養殖業者は、特殊な手法で大小の骨を取り除き、パイナップルベースの調味料に漬け込んだレトルト食品を開発。温めればすぐに食卓に出すことができ、ごはんのおかずや酒のつまみに最適だとアピールしている。

漁業署によると、台湾におけるサバヒーの養殖は300年の歴史があり、現在の年間生産量は約5万トン、販売額は約41億台湾元(約138億2000万円)を上回る。2015年には米CNNが発表した「台湾で味わうべき40のグルメ」に選ばれた、台湾を代表する味覚の一つ。

(楊淑閔/編集:塚越西穂)