台湾国際ラン展、成約見込み額過去最高に 競争激化、産業さらなる推進へ

【経済】 2019/03/25 19:20 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾国際ラン展の成果について会見を開く台南市の黄偉哲市長(右から3人目)

台湾国際ラン展の成果について会見を開く台南市の黄偉哲市長(右から3人目)

(台南 25日 中央社)台南市政府は25日、記者会見を開き、11日に市内で閉幕した「台湾国際ラン展」の成果について発表した。市によれば、3~5年の輸出成約見込み額は113億1000万台湾元(約403億7600万円)に達し、過去最高を更新した。

世界3大ラン展の一つに数えられる同展。今年で15年目を迎え、2日から11日までの期間で、43カ国から21万人が来場した。展示販売の売り上げは1421万元(約5078万円)。市は、文化クリエーティブ商品も好評を博したとしており、売り上げは前年比51%増の758万元に上ったという。

ランの輸出が盛んな台湾。主要な輸出相手国は米国や日本、オランダだが、近年は他国との競争が激化している。ラン産業の振興を目指す台湾蘭花産銷発展協会の曽俊弼秘書長は、米国向けの輸出は安定しているとする一方で、日本やオランダ向けはやや減少していると話す。

行政院(内閣)農業委員会国際処によれば、オランダは台湾にとってコチョウランの3番目の輸出先でありながら、海外向けの輸出市場における最大の競合国でもある。4番目の輸出相手国であるベトナムも近年は台湾に技術移転を求めるなどラン産業の推進に力を入れており、ライバルとなる日はそう遠くないという。

曽秘書長は台湾の強みは品種の多さや品種開発技術が進んでいることだと説明。黄偉哲台南市長は今後もラン展を開催し、ラン農家と共にバイオテクノロジーや文化クリエーティブなど関連産業の発展も促進することで、台湾のランに関わる産業全体のさらなる成長を目指す考えを示した。

(楊思瑞、楊淑閔/編集:楊千慧)