高雄市、鴻海と提携 AIやスマート農業推進、経済振興狙う/台湾

【経済】 2019/03/18 18:01 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
会見で言葉を交わす郭台銘董事長(左)と韓国瑜高雄市長

会見で言葉を交わす郭台銘董事長(左)と韓国瑜高雄市長

(高雄 18日 中央社)電子機器の受託生産大手、鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長(会長)と南部・高雄市の韓国瑜市長は17日、人工知能(AI)やスマート農業の推進に向けた覚書に調印した。経済振興を目指す姿勢を強く打ち出し、昨年11月の統一地方選で初当選を果たした韓市長。鴻海からの投資で高雄の競争力強化につなげる考えだ。

この日、韓市長と郭董事長は共に記者会見を開いた。韓氏は対中融和路線の最大野党・国民党の所属で、昨年の選挙時にはユーモラスで分かりやすい言葉を武器にブームを巻き起こし、最近は来年の次期総統選への出馬も取り沙汰されている。政界と財界の大物がそろって登場した会見に注目が集まった。

韓氏は北部に流出した人材のUターン促進を掲げており、鴻海と協力して高雄のテクノロジーパークに3000人以上のエンジニア誘致を目指す。鴻海は高雄にAI工場を建設する予定だという。

このほか、農産物を販売するプラットフォームを立ち上げる計画もあり、鴻海の中国の従業員や家族約200万人に向けて台湾の農産物を届ける。最初の1年の出荷量は1万トンを見込み、高雄の農産品を優先的に販売する方針だとしている。

(程啓峰、江明晏、鐘栄峰/編集:楊千慧)