UCCの雲林工場が竣工 独自開発の焙煎機導入、日本に次いで2カ所目/台湾

【経済】 2018/12/12 19:41 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
テープカットをする優仕[口加][口非]の杉本昌利董事長(左から4人目)や斗六市の謝淑亜市長(右から3人目)ら

テープカットをする優仕[口加][口非]の杉本昌利董事長(左から4人目)や斗六市の謝淑亜市長(右から3人目)ら

(雲林 12日 中央社)UCC上島珈琲(兵庫県)グループの台湾法人、優仕[口加][口非](台北市)は11日、中部・雲林県の工場の竣工式を開いた。工場は同県の斗六工業区に建てられ、面積は1600坪に及ぶ。工場にはUCCが独自に開発したコーヒー豆焙煎機「アロマスター」が導入された。来年1月から稼働を始める。

式典に出席した台湾法人の杉本昌利董事長(会長)によれば、同機が導入された工場は神戸市の「UCC六甲アイランド工場」に次いで世界で2カ所目。同機には、蒸気を利用して加熱することでコーヒー豆をふっくら焙煎する技術や急速冷却し、香りを閉じ込める製法が使われている。

杉本氏は同社が台湾のコーヒー市場の長期的な発展を見込んでいることに触れ、台湾コーヒーの故郷とされる雲林に工場を建設したと説明。「カップから農園まで」一貫したコーヒー作りを手掛ける同社の企業理念を実践していく姿勢を示した。1年目は年間3000トンの生産を目指し、将来的には同1万トンに引き上げるという。

謝淑亜・斗六市長は、同県の古坑では日本統治時代にコーヒーの栽培が始まったことなどに言及し、雲林とコーヒーはつながりが深いと紹介。同社の工場建設が地域経済の活性化をもたらすことに期待を寄せた。

工場は昨年8月に着工した。総工費は約5億台湾元(約18億3700万円)。

(葉子綱/編集:楊千慧)