台湾ダイソー、2年間輸入禁止に 虚偽申請で許可取り消し

【経済】 2018/05/23 18:56 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾ダイソー、2年間輸入禁止に  虚偽申請で許可取り消し

(台北 23日 中央社)経済部(経済省)国際貿易局は23日、100円ショップの「ダイソー」を台湾で展開する台湾大創百貨に対し、虚偽書類で輸入許可証を申請したことなどを理由に、輸出入許可証を取り消したと発表した。今後2年間は商品の輸入ができなくなる。同社には過料4164万台湾元(約1億5260万円)も科された。

同社の不正は今年4月、野党・時代力量の黄国昌立法委員(国会議員)の指摘により発覚。黄氏は同社が輸入停止処分期間中の2015年11月に依然として輸入を申請し、許可を得るため虚偽の日付を記載していたとの疑いを投げかけた。

黄氏は23日の外交及び国防委員会で、経済部幹部が日台関係を言い訳に、同社が消費者をだましたり、文書を偽造したりする行為を野放しにするよう求めているのではないかと詰め寄った。国際貿易局の李冠志副局長は、経済部が4月から同社に対する調査に乗り出したことを説明し、過料や輸出入許可証の取り消し、輸出入業者としての登記抹消などについて明らかにした。

同社は委員会終了後に報道資料を発表。国際貿易局に提出した輸入許可申請に関する書類の中で、一部の書類に記載されている取引日が実際の日付とは異なっていたと認めた。一方で、申請した商品には、台湾が輸入を禁止している福島、茨城、栃木、群馬、千葉の5県で生産、製造された食品は含まれていないと強調した。

同社は2014年7月から2015年3月までの期間に禁輸対象の5県産食品を輸入し、正確な産地を調べないまま他県産と偽っていた。そのため、半年間の輸入停止処分が下されていた。

(侯姿瑩/編集:名切千絵)