産業ロボット大手の日本企業、台中に拠点 市政府が誘致

【経済】 2018/03/22 18:50 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
記者会見に出席する林佳龍・台中市長(中央)=同市政府提供

記者会見に出席する林佳龍・台中市長(中央)=同市政府提供

(台中 22日 中央社)台中市政府経済発展局は22日、産業用ロボット世界4強の一社、安川電機(福岡県北九州市)が今年2月に中部サイエンスパーク(中部科学工業園区)に拠点を設置したと明らかにした。同社は技術サービスセンターとロボットの展示施設を建設し、来年第1四半期に運営を開始する予定。林佳龍市長は2016年に同社の中部支店(愛知県)を訪問した際、台中への拠点設置を誘致し、同社から投資の意向が表明されていた。

経済発展局によれば、同社がサイエンスパークの管理局と結んだ借地契約は来月1日に発効する。面積は0.44ヘクタールで、投資総額は2億台湾元(約7億2400万円)に上る。

まずは産業用ロボットの得意分野を生かし、6軸力覚センサー機能やロボットシミュレーションソフトなど応用開発を行う。将来的には台湾の業者のニーズに合わせて顧客に応じた開発プランを提案し、カスタマイズされた自動化技術を提供していくという。

経済発展局は、安川の持つ先端技術は台中が目指す「スマート機械」産業の発展を勢いづけてくれるものだとし、産業全体の技術向上だけでなく、関連サプライチェーンをも結びつけ、国際競争力向上にもつながるだろうと期待を寄せた。

安川はすでに台湾に進出。北部・新北市に現地法人の本部を設置し、南部・台南市にもサービスセンターを置いている。

(カク雪卿/編集:名切千絵)