台湾バナナ農家を育成へ 安定供給で日本への輸出拡大目指す

【経済】 2018/02/28 11:52 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾のバナナ農家

台湾のバナナ農家

(屏東 28日 中央社)行政院(内閣)農業委員会は、バナナの供給量の安定化を図り、日本への輸出強化につなげようとバナナ農家の育成プロジェクトに乗り出す。政府系企業の台湾国際農業開発(台農発、台北市)や財団法人の台湾バナナ研究所(屏東県)と協力し、審査で選ばれた希望者に屏東県の土地を提供し、同研究所が栽培技術を伝授する。

同研究所の林徳勝所長によれば、昨年の日本のバナナ輸入量で台湾産が占めた割合は約0.1%。その理由には台湾バナナの生産コストの高さや台風などによる供給の不安定さなどが挙げられる。だが、日本でのシェアを5~10%に引き上げられれば、台湾内での農業経済の活性化や価格安定につなげられるという。

同研究所は3月1日から育成対象者の募集を始める。選ばれた人には1人当たり1.5~1.8ヘクタールの土地を提供するほか、毎月3万台湾元(約11万円)の手当てなどを支給する。契約期間は12カ月で、生産されたバナナは台農発に買い取られるという。

(郭シセン/編集:楊千慧)