台湾製衛星による「雲ひとつない台湾」の画像、ポスターとして無料配布

【経済】 2018/02/27 12:24 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
フォルモサット5号が撮影した台湾の画像=国家宇宙センターの公式サイトより

フォルモサット5号が撮影した台湾の画像=国家宇宙センターの公式サイトより

(台北 27日 中央社)台湾初の純国産高解像度地球観測衛星「福衛5号」(フォルモサット5号)が撮影した写真をつなげ、雲一つないクリアな台湾の姿を再現した衛星画像が、ポスターになって配布される見通し。26日、国家宇宙センターの余憲政副主任が明らかにした。余副主任によると、通常ならば公開されず、市場で20~30万台湾元(約72~100万円)の売値がつくほど貴重な一枚。同機の任務成功を祝して無料で配布される予定。

福衛5号は地表を観測する光学衛星。研究開発には56億5900万台湾元(約204億4400万円)が投じられ、観測データは防災や環境監視、国土の安全保障、宇宙研究などに役立てられる。昨年8月25日に米カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から打ち上げられた。

打ち上げ後、電力不足や画像にボケや白斑が生じるなどのハプニングが続いたものの、調整を経て機能を回復。毎日台湾上空を通過していた先代の福衛2号(2016年8月に引退)が半年かけていた台湾全土の撮影を、2日に1度というペースにもかかわらず、約3カ月で完成させた。この記念すべき一枚は今月23日、科技部の陳良基部長(大臣)によって蔡英文総統に寄贈された。

国家宇宙センターのウェブサイトではすでに、最大A3サイズの印刷に対応する画像ファイルのダウンロードが可能。無料ポスターについては、大きさや数量など細部の検討が進められているという。

(朱則イ/編集:塚越西穂)