訪台日本人に照準 台湾の旅行大手が新会社設立 インバウンド拡大目指す

【経済】 2017/12/05 17:05文字サイズ:字級縮小字級放大
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新会社設立を喜ぶ(左2から)ライオントラベルの游国珍社長、王文傑会長、ボビー旅行社の戴啓コウ会長

新会社設立を喜ぶ(左2から)ライオントラベルの游国珍社長、王文傑会長、ボビー旅行社の戴啓コウ会長

(台北 5日 中央社)年間約190万人に上る訪台日本人客の商機をつかもうと、台湾の旅行大手、ライオントラベル(雄獅旅遊、台北市)は5日、日本からの観光客誘客を得意とするボビー旅行社(保保、同)と共同出資で新会社「雄保旅遊」を設立すると発表した。訪台外国人旅行者(インバウンド)の拡大を目指す。来年1月1日に正式に発足予定。

資本金は1億2000万台湾元(約4億5000万円)。雄獅の王文傑董事長(会長)によれば、同社は資金、核心的競争力、宣伝チャンネル、出国や入国に関する膨大な資源などの強みを、ボビー社は独自の訪台日本人向け販売ルートをそれぞれ有する。雄獅の游国珍総経理(社長)は、同社のバイイングパワーとボビー社の訪台日本人向けカスタマイズツアーにおける専門性を合わせ、訪台日本人の大きな商機を獲得、拡大させたいと意気込みを示した。初年度の売上目標は1億5000万~2億台湾元(約5億6200万~7億5000万円)に設定する。

ボビー社の戴啓コウ会長によれば、雄保旅遊は今後、「日本専売店」と位置付ける。6万~12万元(約22万5000~45万円)の中高価格帯の客層をターゲットとし、雄獅の既存商品との差別化を図る。(コウ=王へんに行)

戴会長は、訪台日本人にはリピーターが少ないと言及。美容院でのシャンプーや足つぼマッサージといった定番の観光コースに長期間変化がなければリピーター率は上昇しないと指摘し、今後はサイクリングや東部・台東へのディープな旅など「体験」を重点的に推していく必要があると語った。

雄保旅遊は日本だけでなく、東南アジアや中国大陸からの誘客も積極的に進めていきたいとしている。

(江明晏/編集:名切千絵)

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