トランス脂肪酸にバイバイ 台湾企業、「100%牛乳」のポーション発売

【経済】 2016/01/12 11:38 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
トランス脂肪酸にバイバイ  台湾企業、「100%牛乳」のポーション発売

(台北 12日 中央社)牛乳や生クリームの代わりとして使われている「コーヒーフレッシュ」。植物油を原料として作られており、その中に含まれるトランス脂肪酸が心血管疾患のリスクを高めるとして台湾では敬遠の動きが広まっている。この流れを受け、製造企業各社は新製品の発売や開発に乗り出している。

最大手の開元食品(台北市)は昨年末に植物油不使用、牛乳100%の新製品を発売。高温瞬間殺菌技術を利用して牛乳を無菌状態で容量15ミリの容器に詰め、冷蔵保存不要で手軽に使用できるようにした。従来の製品も販売を続ける。

一方、義美食品(台北市)はコーヒーフレッシュの販売を昨年末に停止。現在は新製品を開発中で、今年中にも発売する予定。同社はこれまでもシュークリームやチョコレートクッキーなどの自社製品を対象に、トランス脂肪酸の含量を減らす取り組みを行っていた。

台湾では昨年7月からトランス脂肪酸の成分表示に関する新制度が施行され、食品100グラム当たりの含有量が0.3グラムを超える場合の表示が義務付けられた。食品業界関係者は、近年のイタリア式コーヒー人気によるコーヒーフレッシュ市場の低迷に触れた上で、将来的にはブラックコーヒーには牛乳を加えるのが主流になるとする見方を示した。

(楊淑閔/編集:名切千絵)