日本でスマホ販売苦戦のHTC、販売戦略転換か/台湾

【経済】 2015/06/21 18:28 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
HTCの王雪紅会長

HTCの王雪紅会長

(台北 21日 中央社)大手スマートフォンメーカー、HTC(宏達国際電子)が日本市場での販売戦略変更を迫られている。今月発売した新機種の苦戦が影響しているとみられ、消息筋によると、携帯電話会社を自由に変えられるSIMフリー端末などの需要を見越して新たな機種を投入する可能性があるという。

BCNが発表する週間売れ筋ランキングによると、6月5日に発売した「HTC J butterfly HTV31」は先週36位で今週には47位に下落。同じく台湾勢のエイスース(華碩電脳)「ZenFone 2」も今週は12位から18位に順位を落とした。

苦戦の背景には米アップル社「iPhone 6」の根強い人気と、ソニー「Xperia Z4」の好調がある。事情に詳しい関係者は、比較的保守的な日本市場では、大手メーカーの勢力が強い傾向があると指摘。台湾勢は販売戦略の強化が求められる。

日本では通信大手の回線を利用してモバイルサービスを提供するMVNO(仮想移動体通信事業者)に注目が集まっており、HTCは低価格帯の機種を投入して市場で生き残りをかけるとみられている。

(江明晏/編集:齊藤啓介)