野党・国民党の訪中巡り物議 総統府「台湾人として尊厳を」

【両岸】 2020/09/13 16:22 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
マイクを向けられた総統府の張惇涵報道官

マイクを向けられた総統府の張惇涵報道官

(桃園空港中央社)最大野党・国民党の王金平(おうきんぺい)元立法院長(国会議長)の訪中について、中国の国営メディアが「和議を申し入れに来る」と伝えたことが議論を引き起こしている。総統府の張惇涵報道官は13日、国民党に訪中について慎重に考えるべきだと呼び掛け、台湾人の尊厳と国としての格を守ることが最重要だとの見方を示した。

同党は19日に中国福建省のアモイで開幕する両岸(台湾と中国)交流イベント「海峡フォーラム」に党重鎮の王氏を団長とした代表団の派遣を予定している。だが、これについて中国中央テレビ(CCTV)が台湾海峡の危機に恐れを感じ、大陸に和議を申し入れに来ると報道。同党の江啓臣主席(党首)も「受け入れられない」と反発し、中国側に謝罪を求めている。代表団の派遣に関しては「どんな可能性も排除しない」と取りやめる可能性を示唆している。

(呉睿騏、劉冠廷、編集:楊千慧)