香港区議選で民主派圧勝 総統府、民意受け入れを北京・香港政府に呼び掛け

【両岸】 2019/11/25 15:51 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
香港区議選で民主派が全452議席の85%超に当たる388議席を獲得した

香港区議選で民主派が全452議席の85%超に当たる388議席を獲得した

(台北中央社)香港で24日に行われた区議会議員選挙で民主派が圧勝したのを受け、台湾の総統府は25日、北京と香港の両政府に対し、香港の人々の自由や民主主義への渇望に向き合い、民意を受け入れるよう呼び掛けた。蔡英文総統は同日、南部・台南で取材に応じ、「今回の選挙結果が尊重されてほしい」と述べ、香港の人々にエールを送った。

総統府の丁允恭報道官は、今回の結果は自由や民主主義を追い求める香港の人々の絶対的な意志の表れだとし、台湾の人々を代表して大きな敬服と支持を表明した。

対中融和路線の最大野党・国民党は報道資料で、今回の高投票率と結果は「香港の人民が中国大陸による支配に対して不信任票を投じたことを示している」と指摘。香港政府に民意との対話を呼び掛けた。さらに、中国との「一国二制度」や台湾独立に断固反対する姿勢を改めて示し、一つの中国を台湾と中国がそれぞれに解釈するとした「一中各表」の92年コンセンサス(一つの中国を巡って、台湾と中国双方の窓口機関が1992年に形成したとされる合意)を基礎に、両岸(台湾と中国)の平和や安定的な発展を推進していくとした。

香港メディアによると、香港区議選は25日午前11時までの開票結果で、民主派が全452議席の85%超に当たる388議席を獲得した。選挙管理委員会によると、投票率は過去最高の71.2%に達した。

(楊思瑞、沈朋達/編集:名切千絵)