中国出身の反体制作家、台北で新著発表 台湾人の市民意識不足に警鐘

【両岸】 2019/07/25 15:42 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
余杰氏

余杰氏

(台北 25日 中央社)中国出身の反体制作家、余杰氏が23日夜、台北市内で新著「中国乃敵国也:台湾与中国関係新解読」(仮訳:中国は敵国なり、台湾と中国の関係新解読)の発表イベントを行った。新著のタイトルについて、中国から常にミサイルを向けられている台湾にとっては常識であるはずだとしつつ、同時に多くの台湾人が直視したくない現実でもあると語った。

台湾は民主化してからすでに30年経ったが、市民意識はまだ足りていないと指摘。民主主義や自由などの普遍的価値は油のように表面に浮いているだけで、塩のように水の中に溶け込んでいないとし、台湾が模範的な民主主義国家になるには、中国文化の排除が必要だとの見解を示した。

余氏は人権活動家でもあり、ノーベル平和賞受賞者の故・劉暁波氏と共に中国民主化への道筋を記した「〇八憲章」に署名。当局による拘束や拷問を受け、2012年に米国に亡命した。

(沈朋達/編集:楊千慧)