蔡総統、香港での容疑者の中国移送反対デモに支持表明/台湾

【両岸】 2019/06/10 19:44 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
取材に応じる蔡英文総統

取材に応じる蔡英文総統

(台北 10日 中央社)蔡英文総統は10日、香港で9日に中国本土への犯罪容疑者移送を可能にする「逃亡犯条例」改正案に抗議する大規模デモが発生したのを受け、デモ参加者への支持を表明した。蘇貞昌行政院長(首相)ら閣僚や各市の市長も支持を示した。

蔡総統は10日、フェイスブックで、世界の人々と同様に台湾も香港人の主張を支持していると言及。「一緒に香港の後ろ盾になり、一緒に台湾を守ろう」と台湾の人々に呼びかけた。蔡氏は前日にもフェイスブックを更新。自由や民主主義を求める「香港住民の心の声が尊重されるべきだと思う」と声援を送り、「一国二制度が台湾人の選択肢になることはない」と強調した。蔡氏の投稿には、将来の台湾を現在の香港のようにしないよう訴えるコメントが香港人を名乗る人から多数寄せられた。

蘇院長は、台湾は「一時的な利益やきれいごとに警戒を緩めることで香港の二の舞になってはならない」と警鐘を鳴らした。

台中市の盧秀燕市長は10日、中国が主張する「一国二制度」に反対する姿勢を表明。桃園市の鄭文燦市長はフェイスブックで、香港住民を激励した。

(葉素萍/編集:荘麗玲)