外交部、中国を非難=台湾の専門家の国際会議参加を妨害

【両岸】 2019/06/09 18:38 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
左から彭啓明氏、呂忠津氏=市民団体「民生公共物聯網」のフェイスブックページより

左から彭啓明氏、呂忠津氏=市民団体「民生公共物聯網」のフェイスブックページより

(台北 9日 中央社)世界気象機関(WMO)がスイス・ジュネーブで開催中の「世界気象会議」で、台湾の専門家が中国の妨害により途中から参加不能となったことが8日、分かった。外交部は同日、中国の横暴な行為を厳しく非難し、中国の圧力に屈したWMOのやり方に「強い不満と遺憾」を表明した。

WMOは国連専門機関で、4年に一度開催される同会議は3日から14日までの日程で開かれている。台湾の気象専門家の彭啓明氏や国民の生活向上を目指す市民団体で召集人を務める呂忠津氏が個人名義でオブザーバーとして5~7日の会議に出席する予定だった。

彭氏によると、参加資格が無いことを6日の会議中に突然言い渡され、ネームプレートを乱暴に奪われたという。市民団体は、中国がWMO事務局の中国籍幹部を通じて圧力を加えたとしている。

これを受け外交部は事態の解決に協力するよう在外公館に指示したほか、近い理念を持つ国を通じ交渉したが、2人の参加資格は取り消された。外交部は、中国が近年、複数の国際機関や多国籍企業に「一つの中国」原則の遵守を強要し国際社会から台湾の活動空間を奪おうとしていると言及。このようなやり方は「台湾の人々に野蛮な中国と一線を引かせるだけ」だと不快感をあらわにした。

(侯姿瑩/編集:荘麗玲)