心理戦に「カップ麺」 身近な食品包装で民主主義や自由の尊さ訴え/台湾

【両岸】 2019/04/17 15:43 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
対中心理戦の道具として作られた宣伝グッズ=軍事新聞通信社提供

対中心理戦の道具として作られた宣伝グッズ=軍事新聞通信社提供

(台北 17日 中央社)国防部(国防省)は中国に向けた心理戦の道具として、馴染み深いカップ麺や菓子などのパッケージを模した宣伝グッズを制作した。「降伏」などの文字が中国で使われる簡体字で印刷されている。心理作戦部隊は、グッズによって民主主義と自由の尊さを強調し、中国の言葉や武力による威嚇に有効的に対抗するとしている。同部は14日、台北市内で説明会を開き、グッズを報道陣に公開した。

国防部軍事新聞通信社によると、同部が制作したのは、有名メーカーのカップ麺やミネラルウオーター、チョコレートクッキー、ミルクキャラメルなどを模したグッズ。「降伏インスタント麺」などの商品名のほか、「武器を置いて中華民国国軍に降伏しなさい。あなた方の安全はわれわれが守る」などのメッセージや降伏地点の地図があしらわれた。

同部心理作戦部隊の王宜弘隊長は、戦地の実需に合わせつつ、台湾の自由、民主主義を伝える意味合いを持たせたと説明。食品パッケージから身近な日用品まで、全てが心理戦の宣伝グッズとして活用できる素材だとし、平時に浸透させ、戦時に運用することができるとした。

(王承中/編集:名切千絵)