在米台湾人団体、台北市長の訪米を歓迎せず 価値観の違いで

【両岸】 2019/03/10 18:39 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
メディアの取材に応える柯文哲氏(資料写真)

メディアの取材に応える柯文哲氏(資料写真)

(ワシントン 10日 中央社)台湾と米国間の関係促進に取り組む在米台湾人団体「全米台湾同郷会」は10日、月内に米国を訪問する柯文哲台北市長について、その訪米を支持しないとする内容の声明を発表した。その理由について柯氏は「親中・反米的な態度」をとっており、台米間の友情と共同価値観に背き、台米関係を破壊しかねないためと説明している。

声明では、中国が台湾の国際空間を圧迫している一方で、柯氏が「両岸は一つの家族」などと発言したことや、台湾の軍隊について中国の攻撃に「2日も持たないだろう」と述べたことなどを挙げ、柯氏への不満を表明した。

また、柯氏が海外メディアの取材に応じた際、米国と中国の対立において「台湾は棚の商品に過ぎない」と述べたことや、トランプ米大統領が台湾を裏切る可能性があると答えたことなどにも言及し、台米関係の向上を目指してきた同会としては「賛同し難い言論」だと不快感を示した。

柯氏は台北市長に就任する前、複数回訪米しており、同会は当時、双方の価値観が近いとして柯氏の米国でのスケジュールを調整するなど柯氏を支持していた。

柯氏は16日から24日までの日程で米国を訪問する予定。滞在中はニューヨーク、ワシントン、アトランタ、ボストンを訪れ、演説などを行う。

(江今葉/編集:荘麗玲)