一国二制度を「台湾人は受け入れない」=大陸委、中国に反発

【両岸】 2019/03/06 17:26 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
一国二制度を「台湾人は受け入れない」=大陸委、中国に反発

(台北 6日 中央社)台湾の対中国政策を所管する大陸委員会は5日、中国が掲げる「一国二制度」を台湾人は「受け入れない」とする声明を出した。この日、中国の全国人民代表大会(全人代)で李克強氏が政府活動報告を行い、「一国二制度」による台湾統一を訴えた習近平氏の今年1月の談話に言及。その後、中国の対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の劉結一主任も平和的統一を引き続き目指す姿勢を示し、同委員会がこれに反発した。

劉氏は「一国二制度」は「台湾同胞への気遣いや思いやりだ」などと発言。同委はこの発言について「でたらめでまやかし」だとし、「北京当局こそがわが国の主権や尊厳、民主主義を傷つけている諸悪の根源であるという事実を覆い隠そうとしている」と批判した。また、中国による「専制体制」と「一国二制度」は歴史の潮流に明らかに反しているとの立場を示し、「台湾人民や国際社会は信用しないし、受け入れることもない」と訴えた。

同委は北京当局に対し、「眼前の複雑で厳しい状況をはっきり認識するよう求める」と呼び掛け、台湾の分断を促す誤った統一工作や武力威嚇をやめることこそが両岸(台湾と中国)の良性な関係づくりにつながるとの考えを示した。

(繆宗翰/編集:楊千慧)