台湾に持ち込みの肉製品、豚コレラ陽性相次ぐ 農業委、中国に周知徹底要請

【両岸】 2019/02/11 17:26 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
中国におけるアフリカ豚コレラの感染状況を示す図

中国におけるアフリカ豚コレラの感染状況を示す図

(台北 11日 中央社)行政院(内閣)農業委員会は、中国から持ち込まれた豚肉加工品からアフリカ豚コレラの陽性反応が相次いで確認されているとして、肉製品を海外に持ち出さないよう人々への周知を徹底することを中国側に要請した。感染状況に関する情報提供も中国に呼び掛けている。

同委員会は、中国当局が感染について制御できていると対外的にアピールしていることに触れ、その一方で中国の複数の省の豚肉加工品からアフリカ豚コレラの陽性反応が出ていると指摘。台湾に持ち込まれた豚肉製品から陽性が確認された件数はすでに20件に上っており、その頻度は高まっているとし、中国の対外発表と実際の状況の間には大きな落差があるとの見方を示した。

中国の対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室(国台弁)は3日、民進党当局がアフリカ豚コレラ対策を政治利用していると批判。これについて同委員会は、中国が現実と向き合わず、有効な方法で感染を制御できていないと遺憾の意を表明。このような行動は周辺の国や世界の養豚業の脅威となるとの立場を示した。

中国で猛威を振るっているアフリカ豚コレラの侵入を阻止しようと台湾は対策強化に力を注いでいる。桃園国際空港では中国、香港、マカオから台湾に到着した旅客を対象に手荷物検査を実施。先月25日からはアフリカ豚コレラの発生国・地域から豚肉製品を持ち込んだ外国人が過料の支払いを拒んだ場合、入境禁止とする措置を取っている。

(編集:楊千慧)