中国、来月の台湾・統一地方選に介入「事実」=頼行政院長

【両岸】 2018/10/23 15:15 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
頼清徳行政院長

頼清徳行政院長

(台北 23日 中央社)頼清徳行政院長(首相)は23日、中国が台湾の統一地方選挙に介入しようとしていると一部メディアが伝えていることについて、事実だと述べた。立法院(国会)での答弁で述べた。司法機関がすでに確かな手がかりをつかんでいるとし、中国はあらゆる手段を使って台湾の選挙に干渉しようとしていると指摘。立候補者や有権者に注意を喚起した。

台湾では、22県市の首長や議員などを一斉に選ぶ統一地方選を11月24日に控えている。法務部(法務省)調査局の呂文忠局長は今月22日の立法院内政委員会で、中国が選挙に介入した疑いのある案件はすでに33件把握していると明かした。支援者を中国への旅行に招待するという手段が多く、それ以外にも資金を提供するなどの方法で選挙干渉を行っているという。境外の調査で困難な面があるとしつつも、すでに得ている証拠もあり、調査を進めていると説明した。

これについて、中国の対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室(国台弁)の馬暁光報道官は「完全なでたらめ」だと否定。一方、台湾の対中政策を担当する大陸委員会は、司法機関が調査を進めていることに言及し、コメントは控えるとしながらも、中国が選挙に介入しようとしていることについて台湾の人々は強い反感を抱いているとの見方を示し、「台湾の民主的な選挙制度の尊重と学習」を中国に呼び掛けた。

(温貴香、邱国強、林克倫、陳俊華/編集:楊千慧)