中国、台米国交樹立は「たわ言」 大陸委「文明的素養が不足」/台湾

【両岸】 2018/10/18 16:59 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
中国、台米国交樹立は「たわ言」 大陸委「文明的素養が不足」/台湾

(台北 18日 中央社)中国の対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室(国台弁)の馬暁光報道官は17日の定例記者会見で、頼清徳行政院長(首相)が台湾と米国の国交樹立に期待を寄せたことについて「たわ言」だと述べた。台湾の対中国大陸政策を担当する大陸委員会は同日、これを受けて報道資料を公表し、馬報道官の発言について「文明的素養が不足しており、両岸関係改善に向けた誠意に欠ける」との見方を示した。

頼院長は9日、立法院(国会)の答弁で、台湾と米国が国交を結ぶことができるのなら非常に良いことだとし、その実現に向けた努力をしていく意向を示していた。馬報道官はこれに関するコメントを記者から求められ、「夢を見ている人が口にしたたわ言だ。たわ言にコメントする必要はない」と述べた。

また、蔡英文総統の双十国慶節(中華民国の建国記念日)祝賀式典での演説に対する見方を問われると、「(両岸を特殊な国と国の関係とする)『二国論』的な誤った議論と大陸への対抗的な姿勢に満ちた演説だった」と答え、「敵意に満ちていた」と話した。

大陸委員会は、国台弁から蔡総統と頼院長に対する「不適切な発言」があったと指摘。蔡総統と頼院長は中華民国が主権国家であることなど客観的な事実を述べているとした上で、北京当局に台湾内部の事務に介入する資格はないとの立場を示した。また、国台弁の報道官は「台湾に対し、乱暴な言葉遣いや好意的でない発言を繰り返してきた」とし、両岸を疎遠にする主な原因を作ったとの見解を示した。

(邱国強/編集:楊千慧)