(台北 1日 中央社)台湾が米国から購入したオリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲート2隻が今年11月にも就役する見通しだ。李宗孝・海軍司令部参謀長が1日、立法院(国会)外交及び国防委員会で明らかにした。李参謀長は、対潜戦能力が大幅に向上するとし、中国に対する抑止力としての効果を発揮するとの考えを示した。
2隻は米海軍を退役した艦齢約30年のフリゲートで、改めて「銘伝」「逢甲」と命名された。長射程のスタンダード艦隊防空ミサイルを装備するほか、対潜ヘリコプター2機の搭載も可能。統合対潜システムのSQQ-89や戦術曳航ソナーシステムのSQR-19が装備されており、潜水艦への監視・探知能力向上に大きく役立つという。
昨年5月に南部・高雄市の左営軍港に到着した。李参謀長によれば、就役に向けた訓練が11月に完了する見通しだという。
(王承中/編集:楊千慧)