台湾は中国軍の侵攻を阻止可能=米外交専門誌

【両岸】 2018/09/28 12:04 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
中国軍の侵攻を想定した「漢光演習」の様子=2015年9月台湾・新竹で撮影

中国軍の侵攻を想定した「漢光演習」の様子=2015年9月台湾・新竹で撮影

(ワシントン 28日 中央社)25日付の米外交専門誌「フォーリン・ポリシー」に、台湾は米国からの直接的な支援がなくても、攻めてきた中国軍を制圧できるとする文章が掲載された。防衛する台湾のほうが有利に戦いを進められると指摘され、台湾に中国と同規模の軍事力がなくても侵攻は阻止できるとの見解が示された。

「台湾は中国との戦いに勝てる」と題され、中国に居住した経験があるアナリスト、タンネル・グリア氏によって書かれた。文章では中国軍の資料などを根拠に、台湾侵攻のシナリオを紹介。中国軍は最初にミサイルで台湾沿岸部を狙い、空港や通信施設、レーダー設備、物資輸送の結節点、政府機関などを重点的に攻撃し、その後、大規模な上陸作戦を展開する計画だという。

だが、グリア氏は、近年の研究で、台湾や米国、日本は中国が攻撃を始める60日余り前に攻撃準備の情報を把握できると見積もられていることに言及。この期間中に、台湾は軍の指揮・管制施設を山中に移転させたり、海中に爆弾を仕掛けたりするなど、中国の侵攻に備えることが十分できると指摘した。

グリア氏は、中国軍が上陸しうる場所は台湾西部に13カ所しかないと説明。沿岸部の街には化学工場が多くあることに触れ、中国軍は有毒ガスの脅威にさらされる可能性があるとの見方を示した。また、中国軍が上陸に成功したとしても、台湾各地の都市やジャングルに散らばる250万人の予備兵と戦う必要があると指摘した。

グリア氏は、台湾の人々は自身が有利な状況にあることを知っておくべきだとした上で、台湾人や西洋人はより楽観的になるべきだと提言している。

(編集:楊千慧)