中国大陸、在留台湾人への身分証発行検討か 行政院が強く反発

【両岸】 2018/05/24 17:44 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
行政院の徐国勇報道官

行政院の徐国勇報道官

(台北 24日 中央社)中国大陸が台湾に戻れない中国大陸在住の台湾人に対し、身分証を発行する用意があることが24日、一部メディアで報じられた。行政院(内閣)の徐国勇報道官は同日、「台湾に戻るのにどんな問題があるというのか。われわれは国民の帰郷を歓迎する」と強く反発した。

一部メディアは国家安全会議の元秘書長で現在はシンクタンク「台北フォーラム」の理事長を務める蘇起氏が北京から持ち帰った情報として、中国大陸が商売や教職に就くために中国大陸に在留し、台湾に戻るのに問題が生じている台湾人に対し、身分証の発行を検討していると伝えた。

徐報道官は、仕事のために中国大陸に在留した後、台湾に戻れなくなっている人はいないと反論。中国大陸側の話は非常に奇妙だと指摘した。また、両岸(台湾と中国大陸)間の交流のあり方を定めた「両岸人民関係条例」で、台湾の人々が中国大陸の身分を有してはならないと記されていることに触れ、中国大陸のこの動きは明らかに「政治言語」だと批判した。

(潘姿羽/編集:名切千絵)