蔡総統、中国大陸は「反感買う」 海外企業への「台湾」表記改正要求で

【両岸】 2018/05/23 15:10 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
蔡英文総統

蔡英文総統

(台北 23日 中央社)蔡英文総統は22日、中国大陸が複数の海外企業に「台湾」に関する表記を改めるよう要求していることについて、「一層反感を買う軽率な行為」だと非難した。「両岸(台湾と中国大陸)関係の改善に全く寄与しないばかりか、中国の国際的なイメージにも良い影響をもたらさない」と述べた。

蔡総統はこの日、北米在住の台湾人団体の代表者らと総統府で面会。台湾は国際的に困難な立場に追いやられているとした上で、外交は政府だけでなく、民間と連携して努力する必要があると述べ、同団体に協力を呼び掛けた。米国の全レベルの官僚の台湾訪問許可を盛り込んだ「台湾旅行法」が今年米国で成立したことなどに触れ、在米台湾人たちの努力のおかげだと感謝を示した。

また、スイス・ジュネーブで開催されている世界保健機関(WHO)年次総会に台湾が昨年に続いて参加できないのは、「当然、中国大陸の政治的干渉が原因」だと指摘。台湾を世界の保健システムから排除することは、両岸だけでなく、世界にも不利益を及ぼすと語った。

蔡総統は中国大陸に対し、「相手に害を与える上、自身にも悪影響をもたらす行為は直ちにやめるべきだ」と批判。両岸関係については、「対立の過去に戻ることはなく、圧力に屈することもない」との立場を改めて示した。

(葉素萍/編集:楊千慧)