世界で相次ぐ「台湾」表記問題 入賞者やノミネート者の国籍に「中国」併記

【両岸】 2018/04/02 18:31文字サイズ:字級縮小字級放大
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中華民国(台湾)国旗=資料写真

中華民国(台湾)国旗=資料写真

(台北 2日 中央社)ロシアのモスクワで行われた合唱指揮者コンクールで2位に入賞した台湾人指揮者、謝斯韻さんの国籍が主催団体の公式サイトで「China/Taiwan」と表記されていたことが分かった。表記は1日までに「Taiwan」に修正された。世界で入賞やノミネートを果たした台湾人の国籍に「中国」と併記される問題が相次いでおり、政府機関が修正を求める事態が頻発している。

問題の表記は、同賞公式サイトの受賞者一覧で見つかった。謝さんが所属する台北愛楽室内合唱団の関係者は1日、駐ロシア代表処を通じて主催団体と協議し、修正に至ったと明らかにした。謝さんは先月30日に行われた決勝に出場し、台湾人として初めて国際的な合唱指揮者コンクールで入賞した。

英国の文学賞「ブッカー国際賞」の公式サイトでも、小説「単車失竊記」が第1次ノミネート作品に選ばれた台湾人作家の呉明益さんの国籍が「Taiwan, China」に変更されているのが先月末、見つかった。先月中旬の発表時には「Taiwan」と表記されていた。外交部(外務省)は駐英国台北代表処を通じて主催団体に修正を求めたとしているが、2日午後6時現在、表記は修正されていない。

英国紙「デイリー・テレグラフ」によれば、同賞の主催団体は中国大陸の在英国大使館から抗議を受けて表記を変更したと説明しているという。

呉さんは先月29日、表記の変更について「私個人の立場とは異なる」と自身のフェイスブックに投稿。投稿には賛意を示す「いいね!」が2700件余り寄せられている。

(鄭景ブン、汪宜儒、羅苑韶/編集:楊千慧)

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