蔡総統、両岸政策を堅持する姿勢示す 在中国大陸企業の親睦会で/台湾

【両岸】 2018/02/21 18:38 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
蔡英文総統

蔡英文総統

(台北 21日 中央社)蔡英文総統は21日、台北市内で行われた中国大陸に進出している台湾企業の春節親睦会に出席した。両岸(台湾と中国大陸)関係について、「新たな情勢を前にしても、われわれの善意は変わらず、(過去の対抗の道に)後戻りすることもない」と政策を貫く姿勢を示した。

蔡総統は昨年、年間輸出額が過去2番目の高水準に達したことや失業率が17年ぶりの低さとなったことなどに触れ、景気回復に合わせて政府は経済構造の改革に一層力を入れると表明。集まった企業関係者に対し、南アジアや東南アジア諸国への進出や台湾へのUターンを歓迎すると呼び掛け、政府は出来る限りの協力をすると語った。

また、地域の平和と発展において両岸関係は鍵になると指摘。中国大陸との今後の関係は双方がいかに善意を示し合い、良い関係を築けるかにかかっていると述べた。

今月6日に東部・花蓮で発生した地震で、中国大陸からの旅行者が犠牲となったことにも言及した。人道支援において両岸に距離はなかったとした上で、犠牲者に対して支援を続けると約束した。

蔡総統は1992年に両岸の窓口機関が合意したとされる「一つの中国」を前提とした「92年コンセンサス」(九二共識)を受け入れておらず、中国大陸側は台湾に対する圧力を強めている。

(葉素萍/編集:楊千慧)