“いじめ体質”脱却、中国大陸に呼び掛け 台湾

【両岸】 2017/12/29 19:14文字サイズ:字級縮小字級放大
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大陸委員会の邱垂正・副主任委員兼報道官

大陸委員会の邱垂正・副主任委員兼報道官

(台北 29日 中央社)中華民国国防部(国防省)による国防報告書の発表について、中国大陸国防部の任国強報道官は28日、「台湾は中国の一部。国防報告書などあり得ない」と反発した。これを受け、台湾の中国大陸政策を所管する行政院(内閣)大陸委員会の邱垂正・副主任委員兼報道官は同日、中国大陸側に対し、「以強凌弱」(強い力をもって弱い者をいじめる)という横暴な態度と脅迫的な行為をやめるべきだと呼び掛けた。

邱氏はまた、現状維持を望む台湾の民意を中国大陸が尊重し、対話を通じた対立の解消に取り組んでこそ、建設的な関係を築くことが可能だと指摘。これをせずに関係が疎遠になった場合、「最大の責任は中国大陸にある」とした。

中国大陸が掲げる「一つの中国」原則を、台湾の民進党・蔡英文政権が認めないことで冷え込む両岸関係。昨年5月に蔡政権が発足して以降、中国大陸は公式対話の中止や、台湾の友好国の切り崩しなどで台湾に揺さぶりを掛けている。最近は人民解放軍機の台湾周辺飛行が活発化しており、総統府の黄重諺報道官は地域の安全と安定を脅かす「無責任な行為」だと非難している。

(繆宗翰/編集:羅友辰)

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