自主防衛力強化を改めて強調 蔡英文総統/台湾

【両岸】 2017/12/29 18:23 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
蔡英文総統

蔡英文総統

(台北 29日 中央社)蔡英文総統は29日、中華民国軍の最高司令官として、自主防衛力の継続的な強化を最重要任務の一つとする姿勢を示した。主要兵器の研究などを行う国家中山科学研究院(桃園市)で開かれた年末の記者会見で語った。

蔡総統は、国防技術の重要拠点である同所を会場に選んだのは、自主防衛力向上を目指す「国防自主」をアピールするためだと説明。変化しやすい台湾の立ち位置や地域における中国大陸の軍事的野心が明確化している現状に触れ、台湾は主権を守り、地域の平和と安定を維持しなければならないと強調。防衛を他国に頼るのではなく、自身の能力を向上させる必要があると述べた。

蔡総統は、地域の平和と繁栄を維持するため、両岸(台湾と中国大陸)関係は重要な鍵となると言及。両岸関係が暴走、加速したり、国民党による権威主義体制下の時代のように往来が途絶えたりすることもないと話し、国民に安心するよう呼び掛けた。

(范正祥/編集:名切千絵)