飛行訓練の中国大陸軍機、台湾の防空識別圏にわずかに侵入

【両岸】 2017/11/23 14:48文字サイズ:字級縮小字級放大
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輸送機Y8=国防部提供

輸送機Y8=国防部提供

(台北 23日 中央社)中国大陸の防衛ライン「第1列島線」を突破し、西太平洋に向かう飛行訓練を実施した人民解放軍機がフィリピンと台湾の間のバシー海峡上空を通過する際、台湾の防空識別圏(ADIZ)にわずかに侵入していたことが22日、中華民国軍官僚への取材で分かった。空軍の戦闘機F16が無線で警告すると、人民解放軍機は即座に台湾のADIZの外に出たという。

国防部によると22日午前、人民解放軍機計10機前後がバシー海峡上空経由で飛行訓練を行った。これを受けて馮世寛国防部長(国防相)は、中国共産党は非常に実際的な攻撃用航路の準備をしていると警戒感を示した。同部は同日夜、軍が撮影した大型爆撃機H6や輸送機Y8、電子偵察機Tu154、空中給油機II78、戦闘機Su30の写真を初公開した。

シンクタンク、国家政策研究基金会の掲仲・シニアアシスタント研究員は、人民解放軍の今回の編成は長距離打撃群にほぼ近いと指摘。台湾や日本、南シナ海周辺諸国、ひいてはグアムにまで相当な脅威になると言及し、軍事力誇示の効果を最大限に引き上げようとする狙いには疑いの余地がないと語った。

(呂欣ケイ/編集:名切千絵)

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