中国大陸の軍用機、台湾沖を飛行 国防省の自発的な情報公表に評価

【両岸】 2016/12/12 13:23
馮世寛氏

馮世寛氏

(台北 12日 中央社)国防部(国防省)は10日午前、中国大陸の複数の軍用機が台湾の防空識別圏の外側を周回したと明らかにした。台湾に接近した中国大陸の航空機の情報について、同部が自発的に公表するのは異例のことで、各界から「透明化」の動きに評価の声が上がっている。

国防部によると、問題の軍用機は、東シナ海から宮古海峡を南下し、その後一部が台湾とフィリピンの間にあるバシー海峡を西進した。台湾の防空識別圏への侵犯はなかったとしている。

馮世寛国防部長(国防相)は12日、国軍は革新と進歩を続けていると強調。「市民には知る権利がある」とし、「台湾には脅威があることをわかってほしい」と語った。

与党・民進党の羅致政・立法委員(国会議員)は、自主的な情報公表を歓迎。国民に対して台湾周辺の軍事状況を伝えられるほか、中国大陸に対しても、台湾が動向を把握している事実を知らせられると語っている。

(王承中、劉麗栄/編集:齊藤啓介)