(台北 5日 中央社)金門島行きのトランスアジア(復興)航空機が4日、台北市内の川に墜落し搭乗していた多くの中国大陸からの旅行者が死亡したのを受け、今月7~8日に予定されていた北京国務院台湾事務弁公室の張志軍主任(閣僚)の金門訪問が延期となった。
対中国大陸政策を担当する行政院大陸委員会が5日に臨時記者会見を開き発表した。いつまで見送るかは明らかにされていない。
張氏は本来、7日に中国大陸沿岸に近い金門を訪問し、王郁キ大陸委員会主任委員と昨年2月以来3回目となる双方主管官庁トップの公式会談に出席、 8日には酒造工場や民宿など金門の特色ある産業を視察する予定だった。(キ=王へんに奇)
事故機には乗客乗員計58人が搭乗、このうち中国大陸からの旅行者は31人だった。5日午後6時現在、31人のうち18人が死亡、負傷者3人、行方不明者10人となっている。
(尹俊傑/編集:荘麗玲)