世界に先駆け観客入りの試合実施 元鷹戦士が活躍=台湾プロ野球

【芸能スポーツ】 2020/05/08 23:14 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
8日の統一対富邦戦(新北市・新荘球場)

8日の統一対富邦戦(新北市・新荘球場)

(新北、台中中央社)新型コロナウイルスの封じ込めに成功し、市民生活が正常に戻りつつある台湾では8日、世界に先駆けて観客を入れてのプロ野球の試合が行われた。

▽「予想より早かった」と喜ぶファン

先月12日の開幕から無観客試合が続いてきた台湾プロ野球。だが、国内でウイルスに感染した「本土症例」が同13日から発生していないこともあり、政府対策本部は今月5日、1000人を上限に観客入りの試合開催にゴーサインを出した。

この日は、統一対富邦戦(新北市・新荘球場)と楽天対中信戦(台中市・インターコンチネンタル球場)の2試合があった。新荘球場では、試合開始3時間半前の午後3時ごろにファンの姿が見られ、一番乗りで入場した女性は「やっとスタンドで観戦できた。うれしかった」と話し、自身の予想より2カ月早い入場解禁を喜んだ。

感染防止のため、観客は手の消毒やマスクの着用を求められ、水・薬を除いた飲食も禁じられたものの、中華職業棒球大連盟(CPBL)の発表によると、2球場とも上限となる1000人の観客が入ったという。

▽海外からも関心が高い

この日の新荘球場には、約150人の報道関係者が集まり、そのうち30人余りが海外メディアの記者ら。毎日新聞台北支局の福岡静哉記者が、初めて訪れたという台湾プロ野球の球場はとてもきれいだとコメントした。また、日本の知り合いからは、台湾の野球ファンをうらやむ声が相次いだという。

▽受け入れ枠倍増の可能性

新型コロナ対策の指揮を執る対策本部長の陳時中衛生福利部長(保健相)は、「新規感染ゼロ」を願う背番号0のユニホームを身に着け、新荘球場でメディアのインタビューを受けた。「記念すべき一日だ」とした上で、「今回は(受け入れ枠)を2000人に引き上げてみよう」と述べ、さらなる制限緩和に前向きな考えを示した。

▽気になる熱戦の行方は?

3時間以上続いた熱戦の末、富邦が統一を7-6で、中信は楽天を6-4で破り、2試合とも主催球団の勝利に終わった。中信の先発、アリエル・ミランダ投手(元ソフトバンク)が6回1失点で今季3勝目(0敗)を挙げた。

(謝静ブン、楊啓芳/編集:羅友辰)