台湾プロ野球、世界に先駆け開幕 雨で延期も中部・台中で仕切り直し

【芸能スポーツ】 2020/04/12 19:02 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
無観客で開催された台湾プロ野球の中信対統一戦

無観客で開催された台湾プロ野球の中信対統一戦

(桃園中央社)新型コロナウイルスの感染拡大で、世界各地でプロ野球リーグが開催できない状態が続く中、台湾プロ野球がシーズンを開幕させた。桃園球場で予定されていた楽天対中信、楽天対富邦は11日と12日の2日連続で、雨の影響を受け延期となったものの、中部・台中市のインターコンチネンタル(洲際)球場で12日午後、中信対統一戦が予定通り開催され、世界に先駆け第一戦を飾った。

中華職業棒球大連盟(CPBL)は全力で感染対策に当たる方針で、入り口には検温の設備を設置。スタッフやメディア関係者など全ての入場者に「自己健康声明書」の記入を求める。場内の取材では、記者は指定のエリアでのみ取材が可能で、選手とは1メートル以上の距離を保つようにし、接触しないよう徹底する。

当初は先月14日の開幕が予定されていたが、2度の延期を経て無観客での開催が決まった。CPBLは、シーズン前期は4球団のホーム球場のみで開催するとしており、外出禁止令が政府によって出された場合や、球団関係者から感染者が出た場合には試合を中止とする。

CPBLは当初、シーズンチケットをすでに購入した人のみの入場を許可する方向で自治体や衛生福利部(保健省)と協議していた。だが、防疫対策として無観客での開催という結論に至った。

今シーズンから新体制となる楽天モンキーズは、少しでも試合を盛り上げようと、人型パネルや演奏ロボットを観客席に設置。ずらっと並んだ人型パネルはチームカラーである赤の服を身に着け、応援メッセージが入った横断幕や看板を掲げている。球団は今後、人型パネルに入れる写真をファンから募る方針だ。パネルたちは雨でまだ“参戦”できずにいるが、ビジターチームの選手からは「新鮮だ」との声が上がった。

(楊啓芳、謝静ブン/編集:楊千慧)