台湾、新たに2人感染 北部在住の父子、家族が中国渡航者と接触

【社会】 2020/02/23 19:04 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
中央感染症指揮センターの陳時中指揮官

中央感染症指揮センターの陳時中指揮官

(台北中央社)中央感染症指揮センターは23日午後、新たに2人の新型コロナウイルスの感染者が見つかったと発表した。北部在住の80代男性と、その50代の長男で、いずれも直近での海外渡航歴はなく、同センターは2人が国内で感染したとみている。80代男性と普段夕食を共にしている次男には、中国への渡航歴がある人との接触歴があり、同センターはこの次男が感染源となり、家庭内感染を引き起こしたとの可能性が高いとしている。

80代男性は2月6日にせきが出始め、9日に発熱し肺炎と診断され入院。16日に呼吸が苦しくなり、集中治療室に運ばれ、20日には結核の疑いがあるとして陰圧室に移された。男性は複数の慢性疾患を抱えており、重症だという。50代長男にも肺炎の症状が出ており、隔離の上で治療を受けている。

80代男性は、昼間はこの50代長男と生活しており、夜は次男の家で食事を取っている。この次男は仕事の関係で台湾と中国の湖北省武漢を頻繁に行き来しており、直近では昨年12月2日に広州から帰国。1月末の春節(旧正月)期間には中国への渡航歴がある友人と食事していた。次男には1月29日に呼吸器症状が表れており、長男には1月31日に発熱、喉の痛みなどの症状が出ていた。同センターは一家の接触者の追跡を急いでいる。

台湾で確認された感染者は合計28人となった。

(陳偉テイ/編集:楊千慧)