台湾映画「ひとつの太陽」が作品賞など5冠 永瀬正敏らがプレゼンターで登壇=金馬奨

【芸能スポーツ】 2019/11/24 12:14 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
「第56回ゴールデン・ホース・アワード」授賞式で5冠に輝く台湾映画「ひとつの太陽」のチョン・モンホン監督(手前)とスタッフ、キャストら

「第56回ゴールデン・ホース・アワード」授賞式で5冠に輝く台湾映画「ひとつの太陽」のチョン・モンホン監督(手前)とスタッフ、キャストら

(台北中央社)中華圏の映画の祭典「第56回ゴールデン・ホース・アワード」(金馬奨)授賞式が23日、台北市内で開かれ、台湾のチョン・モンホン(鍾孟宏)監督の「ひとつの太陽」(陽光普照)が作品賞を含む5冠を制した。同じく5部門獲得の台湾スリラー映画「返校」と並び最多受賞。日本から俳優の永瀬正敏と映画監督の是枝裕和がプレゼンターとして参加し、式典を盛り上げた。

最終審査員も務めた永瀬はステージ上で、ノミネート作品全39本を全て見るのは「大変だった」としつつ、「ノミネートされている全ての作品はとても素晴らしかったので、とても充実していた」と満足げに語った。

オリジナル映画音楽賞には、音楽家の坂本龍一がツァイ・ミンリャン(蔡明亮)監督のドキュメンタリー「あなたの顔」([イ尓]的臉)でノミネートされていたが、受賞は逃した。

ひとつの太陽は作品賞のほか、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、編集賞を受賞。授賞式前日の22日に発表された非公式コンペティションの観客賞にも選ばれた。

主演男優賞は「ひとつの太陽」のチェン・イーウェン(陳以文)、主演女優賞はシンガポール・台湾合作映画「熱帯雨」のヤオ・ヤンヤン(楊雁雁)が受賞した。

今年の金馬奨は、中国当局が中国の映画人や作品の参加見合わせを発表した影響で、中国や香港の映画が相次いで応募を取り下げた。金馬奨の実行委員会は10月の記者会見で、応募を取り止めなかった中国の作品もあったと説明したものの、ノミネートされた中国映画はなかった。香港映画はインディーズ作品が少数ノミネートされたのみだった。応募総数は過去2番目に多い計588件だった。

(名切千絵)