台湾映画「返校」が最多12部門で候補に 中国作品のノミネート0 金馬奨

【芸能スポーツ】 2019/10/02 17:06 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
1日のノミネート発表会見に招かれた女優のワン・ジン(王浄)。「返校」で主演女優賞候補に選ばれた

1日のノミネート発表会見に招かれた女優のワン・ジン(王浄)。「返校」で主演女優賞候補に選ばれた

(台北中央社)台湾で行われる中華圏の映画の祭典「第56回ゴールデン・ホース・アワード」(金馬奨)のノミネートが1日、台北市内で発表され、台湾スリラー映画「返校」が最多12部門で候補になった。ノミネート作品に中国の作品はゼロだった。香港の作品ではインディーズ映画がリストに名を連ねている。

中華圏で最も名誉ある映画賞の一つに数えられている同アワード。例年は中国映画も多数出品されるが、今年は中国当局が中国の作品や関係者の参加見合わせを発表した影響で、中国の作品の選考辞退が相次いだ。発表会見に出席した台北金馬映画祭執行委員会の聞天祥執行長によれば、応募を取り止めなかった中国の作品もあったが、最終的にはノミネートされなかったという。中国作品の応募状況の詳細については説明を控えた。中国作品の応募が減少した中でも、応募総数は588作品に上り、過去2番目の多さを記録した。

多数ノミネートを果たしたのは、「返校」に次いで、チョン・モンホン(鍾孟宏)監督「ひとつの太陽」(陽光普照)11部門、トム・リン(林書宇)監督「夕霧花園」9部門、ミディ・ジー(趙徳胤)監督「灼人秘密」8部門など。「下半場」や「狂徒」は6部門で候補入りした。

長編フィクション作品賞では、返校、ひとつの太陽、夕霧花園の台湾映画3作品に加え、香港インディーズ映画「叔・叔」、シンガポール映画「熱帯雨」の計5作品が賞を争う。

聞執行長によれば、特に激戦なのは主演女優賞と新人俳優賞。新人俳優賞の候補者は全て台湾の俳優となった。また、新人監督賞のノミネートリストからは、台湾の新進監督とジャンル映画が花開いた結果が見て取れると概評した。

11月23日に台北市内で授賞式が開かれ、受賞者が発表される。

(洪健倫/編集:名切千絵)