台湾大地震ボランティアを機に台湾と縁 金鐘奨助演男優賞候補・蔭山征彥

【芸能スポーツ】 2019/09/21 14:42 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
蔭山征彦(左)ら台湾ドラマ「日據時代的十種生存法則」の主要キャスト

蔭山征彦(左)ら台湾ドラマ「日據時代的十種生存法則」の主要キャスト

(台北 21日 中央社)来月5日に授賞式が行われるテレビ番組アワード「第54回ゴールデン・ベル・アワード」(電視金鐘奨)に、客家テレビの「日據時代的十種生存法則」での演技で連続ドラマ部門助演男優賞にノミネートされた日本人俳優、蔭山征彦。台湾の映画やドラマなどで活躍する蔭山に台湾との縁が生まれたきっかけは、1999年に起きた台湾大地震だ。

台湾大地震は中部・南投県集集を震源に発生したマグニチュード7.3の地震で、死者は2455人、負傷者は1万1305人に上った。蔭山は当時、東京の大学の4年生で、大学のボランティアグループの一員として初めて台湾を訪れた。被災地では通訳ボランティアを担当したという。

通りかかった台北の街はとても栄えていて、「予想とは全く違った」と蔭山は振り返る。ボランティア期間中も、被災者と打ち解け合うことができ、印象に残ったという。後に台北市内の語学学校で中国語を学び、当時学生だった日本人映画監督、北村豊晴の映像作品に出演したのをきっかけに台湾での俳優の道が開けた。日本に戻った後の4年間は日本と台湾を行き来しながら活動し、2007年に台湾への定住を決めた。

今月21日で台湾大地震から20年を迎える。蔭山にとっては、台湾との縁ができてから満20年になる。蔭山は、時間ができれば、当時ボランティアをしていた南投県鹿谷郷を再訪したいと語った。

蔭山の金鐘奨ノミネートは初めて。自身にとっては「最大の評価」だと喜びを示した。

蔭山は20日、同作主要キャストと共に台北市内で取材に応じた。同作は日本統治時代に活躍した作家、頼和の文学作品をドラマ化した作品で、連続ドラマ部門作品賞など6部門に名を連ねている。

(陳政偉/編集:名切千絵)