台湾、フィギュア国際大会の開催取り消される 中国に急きょ変更

【芸能スポーツ】 2019/07/24 16:33 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台北アリーナで昨年1月に行われたフィギュアスケートの四大陸選手権

台北アリーナで昨年1月に行われたフィギュアスケートの四大陸選手権

(台北 24日 中央社)中華民国スケート協会は23日、今秋に台北市内で予定されていたフィギュアスケートの国際大会「アジアオープンフィギュアスケートクラシック」の開催が取り消されたと発表した。国際スケート連盟(ISU)から22日夜に通達があったという。大会は香港スケート連盟による開催となり、開催地は中国・東莞に変更される。

台湾は過去に四大陸選手権などを開催。アジアオープンフィギュアスケートクラシックの開催権を獲得したのは初めてだった。教育部(教育省)体育署は、異議を申し立てるよう同協会に要請したとしている。

同協会は23日、開催取り消しの理由について、ISUから送られてきた文書に「国際情勢の関係で台湾は現在、国際的なフィギュア大会の開催にふさわしくなく、理事会で取り消しを決定した」などと書かれていたと公式サイトで説明。これを受け外交部(外務省)は24日、中国による不当な圧力がかけられたとして強い抗議を示していた。

だが24日、体育署による同協会への聞き取りが行われ、ISUからの文書にこのような記述はなかったことが分かった。同協会の公式サイトは体育署の要請で修正され、開催取り消しの理由に関する部分は削除された。同協会は開催取り消しの理由について詳しく説明できないとしている。

台湾では昨年にも、中部・台中市で予定されていた国際大会「東アジアユースゲームズ」が東アジアオリンピック委員会(EAOC)により開催を取り消されており、中国による圧力が背景にあると考えられている。

(龍柏安、顧セン/編集:楊千慧)