社会運動に焦点当てたドキュメンタリー映画、オスカー候補目指して資金募る/台湾

【芸能スポーツ】 2019/03/19 12:28 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
左から蔡博芸氏、陳為廷氏=七日影像提供

左から蔡博芸氏、陳為廷氏=七日影像提供

(台北 19日 中央社)社会運動に身を投じる2人の若者を追ったドキュメンタリー映画「我們的青春、在台湾」を来年の米アカデミー賞にノミネートさせようと、製作会社はインターネット上で賛同者から小口資金を集めるクラウドファンディングを実施している。アカデミー賞で同作品が注目されることで、台湾の物語を世界に伝えたいとしている。

同作は中国との「サービス貿易取り決め」に反対する学生などが2014年3月18日に立法院(国会)議場を占拠したことに端を発した「ひまわり学生運動」のリーダー、陳為廷氏と、台湾で社会運動に取り組む中国籍の留学生、蔡博芸氏の2人にスポットを当て、民主主義や自由、信仰を追い求める姿を描いた作品。フー・ユー(傅楡)監督がメガホンを取った。台湾の映画賞「ゴールデン・ホース・アワード」(金馬奨)で昨年、ドキュメンタリー作品賞を受賞した。

クラウドファンディングは2月26日に始まり、先行上映会・プレミア上映会の開催を目指す第1段階目の目標金額50万台湾元(約181万円)を数日で達成。18日現在、出資金は145万元(約524万円)を超え、第2段階の世界巡回上映のための目標金額100万元(約362万円)を上回っている。起案者側は、海外メディアでの作品紹介に向けて第3段階の目標200万元(約724万円)達成を目指している。第4段階として、400万元(約1446万円)が集まればアカデミー賞を選考する映画芸術科学アカデミー会員に試写の招待状を送付し、上映会を実施するとの目標を掲げている。

クラウドファンディングは31日に締め切られる。同作は来月12日に台湾で封切られる。

(洪健倫/編集:名切千絵)