豪リーグ、台湾プロ野球参入に意欲 連盟に企画書提出 一方課題も

【芸能スポーツ】 2018/09/05 14:51 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
BAのカム・ベイルCEO(左)からリーグ参入の企画書を受け取るCPBLの呉志揚会長

BAのカム・ベイルCEO(左)からリーグ参入の企画書を受け取るCPBLの呉志揚会長

(台北 5日 中央社)オーストラリアの野球リーグを管理するベースボールオーストラリア(BA)は4日、台湾のプロ野球リーグ、中華職業棒球大連盟(CPBL)への参入に向けた企画書をCPBLに提出した。来年の2軍の試合への参加を目標とし、ゆくゆくは1軍への進出を目指す。CPBLの呉志揚会長は、検討や調整を進める方針を示した。だが、リーグ同士の提携は初の試みになるとみられ、解決すべき課題も残されている。

CPBLには現在、中信兄弟、統一ライオンズ、富邦ガーディアンズ、ラミゴモンキーズの4チームが加盟。2009年以来この体制が続いており、CPBLは新チーム設立の可能性を探っていた。CPBLは昨年、新チーム加盟の規定について発表。だが、参入に意欲を示す台湾企業は現れなかった。そのような中、豪リーグが名乗りを上げた。呉会長は昨年11月、豪リーグ側から政府を通じた正式な打診があったと明らかにした。

規定では、リーグ参入には加盟金1億2000万台湾元(約4億3400万円)のほか、保証金3億6000万元(約13億円)が必要となる。呉会長は昨年から台湾企業を20社訪問。だが、前向きな反応を示した企業はなかったと明かし、豪リーグが参入意欲を示したことは朗報だとの見方を示した。

一方、豪リーグの参入受け入れについては、外国人選手と台湾人選手の比率や本拠地の場所、CPBLが昨年発表した新チーム加盟規定をどのように適用させるかなど、検討すべき点は多い。呉会長は、規定は台湾企業を想定して策定したものだと説明。豪リーグ側に提示はしたが、すでにいくつかの部分について実務的に困難だとする見解が示されたという。

BAの最高経営責任者(CEO)、カム・ベイル氏は、既存のチームではなく新たにチームを作って台湾のリーグに参入する考えを示している。現段階では、オーストラリア人選手を7割とし、うち半分を国際大会、プレミア12(2019年開催)出場選手で固める方針だという。台湾人選手も入団させる。本拠地については、今後市場調査を行った上で決める見通しで、台湾の既存チームの本拠地以外で検討するとしている。

呉会長は、詳細については常務理事会で今後協議するとし、リーグに所属する4チームとも話し合いを行うと説明。台湾での長期的な運営が豪リーグに可能かどうかを重点的に検討する姿勢を示した。

(黄巧ブン/編集:楊千慧)