ラミゴ、過去に性的虐待で司法取引の米投手と契約 物議醸す/台湾

【芸能スポーツ】 2018/08/08 17:53 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
ルーク・ハイムリック投手=ラミゴ提供

ルーク・ハイムリック投手=ラミゴ提供

(台北 8日 中央社)台湾プロ野球・ラミゴモンキーズが性的虐待で司法取引した過去を持つ米国人選手と契約を結び、物議を醸している。ラミゴは7日、ルーク・ハイムリック投手(22)と契約したと発表。ハイムリックは投手としての実力を米国で認められながら、15歳のときに当時6歳だった姪(めい)に対し性的虐待を加えたとして司法取引していた事実が発覚。メジャーリーグ(MLB)のドラフトでは2年連続で指名がなかった。

ハイムリックは高校時代から頭角を現し、米オレゴン州立大学のエースとして活躍。だが、米メディアによると、昨年のMLBドラフト前、過去の性的虐待に関する事実が発覚した。当時は罪を認め、司法取引が成立。だが、事実が明るみに出ると、ハイムリックは罪を認めたのは家族と話し合った結果、最善の選択だと考えたからだとし、無実を主張した。騒動を受け、同大学のチームを一度は離れたものの、今年復帰し、15勝1敗、防御率2.42をマーク。同大が所属するパシフィック12カンファレンスで最も優秀な投手とされた。

ラミゴのゼネラルマネージャー、劉カイ廷氏は、ハイムリックの状況について球団は常に把握しているとした上で、投手としての実力を評価。「能力を発揮できる舞台がないのは惜しい」とコメントした。劉氏によれば、ラミゴは同大や米球団などからハイムリックの推薦状を受け取っているという。ハイムリックは7日、台湾に到着。2軍で練習を開始する予定だという。(カイ=王へんに介)

ハイムリックが試合に出場できるかどうかについては、プロ野球リーグ「中華職業棒球大連盟」(CPBL)による審査が必要となる。CPBLの外国人選手の管理に関する規定では、「不当な行為」について定めた内容があり、「犯罪や重大な風紀違反、賭博、暴力などその他プロ野球の健全なイメージを害する不当な行為があった外国人選手については、調査を行い、事実だと判明した場合、球団は即刻雇用を停止しなければならない」とされている。ハイムリックの性的虐待に関する司法取引の記録がこの「不当な行為」と認定されるかが注目される。

(謝静ブン/編集:楊千慧)