金馬奨、コン・リーが審査委員長就任へ 主席のアン・リー監督が打診/台湾

【芸能スポーツ】 2018/07/17 18:25 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
コン・リー=金馬映画祭実行委提供

コン・リー=金馬映画祭実行委提供

(台北 17日 中央社)台北金馬映画祭実行委員会は17日、第55回ゴールデン・ホース・アワード(金馬奨)の審査委員長に、中国の女優、コン・リー(鞏俐)が就任すると発表した。実行委員会主席を務めるアン・リー(李安)監督による熱心な誘いにより、就任を受諾したという。コンは「華人映画のために、できる限りの力を尽くしたい」とコメントを寄せた。

コンはチャン・イーモウ(張芸謀)監督の「紅いコーリャン」(紅高粱)で1987年に銀幕デビュー。同作はベルリン国際映画祭で最高賞の金熊賞を受賞し、コンも国際的に知名度を高めた。1992年には「秋菊の物語」(秋菊打官司)で華人女優として初めてベネチア国際映画祭で主演女優賞を獲得した。

コンは銀幕で功績を残してきただけでなく、国際映画祭で審査委員に就いた豊富な経験も持つ。これまでにはベルリン映画祭、ベネチア映画祭、東京国際映画祭で審査委員長を務めた。

だが、金馬奨とは過去に亀裂が走ったこともある。2014年に「妻への家路」(帰来)で主演女優賞にノミネートされたものの、受賞を逃した際、当時のマネジャーが金馬奨を「アマチュアの映画祭」と批判。コンが参加するのはこれで最後だと表明していた。だが、リー監督の誘いを受け、関係を修復し、審査委員長就任を決めた。

リー監督はコンについて、中国語圏の映画界に影響力を持つだけでなく、豊富な国際経験もあるとし、適切な人選だと選出の理由を説明している。

今年の授賞式は11月17日に台北市の国父紀念館で開催。10月1日にノミネートリストと全ての審査委員が発表される。

(江佩凌/編集:名切千絵)