チャン・チェン、カンヌ映画祭審査員に 台湾人として3人目

【芸能スポーツ】 2018/04/18 17:55 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
チャン・チェン=沢東提供

チャン・チェン=沢東提供

(台北 18日 中央社)フランス・カンヌで来月8~19日に開かれる第71回カンヌ国際映画祭の組織委員会は18日、俳優のチャン・チェン(張震)をコンペティション部門の審査員の一人に選んだと発表した。今回の審査員団では唯一の華人。台湾人としては映画監督のアン・リー(李安)、女優のスー・チー(舒淇)に続いて3人目の審査員就任となる。

チェンは同映画祭の常連。これまで「黒衣の刺客」(刺客聶隠娘)、「百年恋歌」(最好的時光)など出演作9作品がノミネートされ、カンヌのレッドカーペットを歩いた。

初の審査員就任に、以前とは全く異なる心境だと話すチェン。役者だけでなく、多くの専門家の協力により映画が出来上がっていることに触れ、「審査員になれば多くの異なる専門的な知識を学べる」と貪欲な姿勢をのぞかせる。映画の評価には、自分なりの基準を持つ。「良い映画には温もりが必要。この温度は後を引くもので、心の底にずっと生き続ける」と自身が考える良い映画の要件を明かした。

今年の同映画祭のコンペティション部門に台湾映画は出品されていない。学生映画を対象にしたシネフォンダシオン部門では、ワン・イーリン(王逸鈴)監督の「迎向辺疆公路」が上映される。同作は航空券を手にほぼ無一文で帰国しようとするベトナム人女性と家を追われた台湾人男性の珍道中を描いたロードムービー。

▽チェンの国籍「中国」に

同映画祭の公式サイトで発表された審査員リストでは、チェンの国籍が「chinois」(中国人)と表記された。国籍表記をめぐっては、2015年にも「黒衣の刺客」でコンペティション部門に正式招待されたホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督の国籍が「中国」とされた。後に駐フランス台北代表処(大使館に相当)の訂正要請により、「台湾」と変更された。

(汪宜儒、曽依セン/編集:名切千絵)