(台北 12日 中央社)日台合作映画「おもてなし」の記者会見が11日、台北市内で行なわれ、主演の田中麗奈や台湾のワン・ポーチエ(王柏傑)、ジェイ・チャン(陳鈺杰)監督らが登場した。田中は、作品を通じて日本の「おもてなし」の精神を観客に感じてもらえればとアピールした。
同作は琵琶湖畔にある温泉旅館再建の物語を通して「おもてなし」精神とはなにかを伝える人間ドラマ。撮影は日本と台湾で行われた。
作品中で中国語を披露している田中。このために中国語を必死で学んだといい、やればやるほど面白く感じたと明かした。会見では中国語で記者の質問に答えるほか、台湾語で「みなさん作品を見に来てください」と来場を呼び掛けた。
共演したポーチエは田中について、仕事でもプライベートでも優しく、礼儀正しかったと語り、「仙女みたい」と称賛した。
日本らしさあふれる同作だが、チャン監督は、家庭に関する物語を描きたかったというのが主な考えで、当初はどこで撮影するかは特に決めていなかったと明かす。だが、舞台を日本にしたとすればどうなるのか興味が湧いたという。
同作は台湾で13日公開。日本では3月3日に封切られた。
(江佩凌/編集:名切千絵)