アニメで台湾を世界にアピール 文化相、産業発展推進に意欲

【芸能スポーツ】 2017/12/29 16:00文字サイズ:字級縮小字級放大
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チウ・リーウェイ監督(左)と鄭麗君文化部長

チウ・リーウェイ監督(左)と鄭麗君文化部長

(台北 29日 中央社)台湾長編オリジナルアニメーション「子猫巴克里」のプレミア上映会が28日、台北市内で開催された。上映前に中央社の取材に応じた鄭麗君文化部長(文化相)はアニメ産業の発展推進に意欲を示し、アニメを通じた世界へのアピールに期待を寄せた。

「子猫巴克里」は、監督を務めるチウ・リーウェイ(邱立偉)が大学時代に手掛けた絵本を基にした作品。2011年にTVシリーズとして放送され、世界の映画祭やテレビアワードに入選、賞を獲得している。新たに製作された劇場版は今年、台湾の映画賞「ゴールデン・ホース・アワード」(金馬奨)にノミネートされた。

鄭部長は、近年は長編アニメの生産量が比較的少なかったことに触れ、数々の賞を獲得している同作は台湾の重要なIP(知的財産)となるだけでなく、より多くの発展の可能性を秘めていると指摘する。同作は南部・台南の町をモデルにしており、心温まる人情味など台湾らしい要素が織り込まれている。物語を通じて台湾の特色を世界に伝えることは「文化のパワー」だと鄭部長は語る。

文化部は台湾のIPやアニメ産業の振興を図ろうと、大規模なインフラ整備計画の特別予算にアニメ、漫画、ゲームの一体化発展を支援する事業を盛り込んだ。奨励補助金や投資の強化などによって、発展を促進する。

同作は動物の世界に迷い込んだ少年が子猫の巴克里と出会い、冒険を繰り広げるというストーリー。台湾で29日公開。来春には仮想現実(VR)技術を使った新シリーズを動画配信サイトで公開予定だという。

(江佩凌/編集:名切千絵)

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