台湾の大御所俳優死去 抗日映画など数多くの作品に出演

【芸能スポーツ】 2015/12/08 11:15 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
柯俊雄さん

柯俊雄さん

(台北 8日 中央社)台湾や香港で大ヒットした抗日映画「英烈千秋」をはじめ、数多くの映画やテレビドラマに出演した俳優の柯俊雄さんが6日夜、肺ガンのため死去した。70歳だった。柯さんの死に、各界から悼む声が上がっている。

1990年公開の「異域」でタッグを組んだチュー・イェンピン(朱延平)監督は柯さんを「誇り高き俳優」と形容。演技力の高さと独特さを称賛した。ベテラン脚本家の張永祥さんは、実力のある優秀な役者を懐かしく思う心境を述べた。

立法委員(国会議員)を務めた経歴も持つ柯さん。王金平・立法院長(国会議長)は柯さんが芸能人という肩書の下で国会の運営に関与し、重要な役割を果たしたことに触れ、死を惜しんだ。

柯さんは1945年生まれで南部・高雄出身。約50年におよぶ役者人生において、アジア太平洋映画祭と台湾の権威ある映画賞「ゴールデン・ホース・アワード」(金馬奨)の主演男優賞をそれぞれ2回ずつ獲得した。

最後に公の場に姿を現したのは、今年10月末に台北市のナショナル・フィルム・センター(国家電影中心)で行われた古い台湾映画の修復版発表会。予定していた抗がん剤治療を取りやめてまで出席し、国産映画を力強く後押しする姿勢を示していた。

(王靖怡、曹宇帆、曽盈瑜、温貴香/編集:名切千絵)