台湾生まれの日本人“里帰り”「日台の絆深まれば」=記録映画をPR

【芸能スポーツ】 2015/10/15 17:51 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾生まれの日本人“里帰り”「日台の絆深まれば」=記録映画をPR

(台北 15日 中央社)「湾生」(わんせい)と呼ばれる台湾生まれの日本人をテーマにしたドキュメンタリー映画「湾生回家」の公開を前に、記者会見が15日、台北市内で開催された。エグゼクティブプロデューサーの田中実加(陳宣儒)さんや黄銘正監督のほか、製作に協力した湾生9人が出席し、作品を通じた日台の絆の深化を願った。

湾生の姿を追い、台湾各地や日本で撮影を実施した同作。製作には5年が費やされた。来月発表される映画賞「ゴールデン・ホース・アワード」(金馬奨)のドキュメンタリー部門作品賞候補に選ばれ、前売り券などによる興行収入は公開前にも関わらず400万台湾元(約1475万円)に迫る勢いをみせている。

1930年に台北で生まれた家倉多恵子さんは、歴史に消えていくであろう湾生の存在とその生涯を映像として残したいと願う黄銘正監督の気持ちに感銘を受け、協力を決めたと話す。監督のような若い世代が歴史に興味を持つ台湾はうらやましいと語った上で、同作が日本で上映され、日本人の心に訴えかけられればと公開を熱望した。

この日出席した湾生の中にはこれまでに20~30回ほど台湾を訪問しているという人も。口々に故郷への愛を語ったほか、台湾語での自己紹介や歌を披露する場面もあり、会場は和やかなムードに包まれた。

内藤諭プロデューサーによれば、日本での公開は来年を予定。台湾では16日に公開される。

(名切千絵)