神奈川県議員一行、金門島訪問 島の役割を評価/台湾

【政治】 2013/04/25 12:50 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
神奈川県議員一行、金門島訪問  島の役割を評価/台湾

(台北 25日 中央社)神奈川県議会日華親善連盟会長の松田良昭氏(=写真前列右から3)および同県議員23名の一行は24日、中国大陸側に最も近い台湾側の離島の一つ、金門島を訪問した。松田会長は、台湾海峡は中東などから日本までのエネルギー輸送の重要経路であり、海峡に面した金門島の発展は日本を守ることにもつながると述べた。

李沃士・金門県長(=写真前列中央)は金門島と日本とのゆかりについて、17世紀に日本で生まれ福建の南安で育ち、金門島を経て台湾で鄭政権の基礎を作った明末清初の人物、鄭成功について触れた。また、金門島は華僑のふるさとの一つとしても知られ、王や陳と名乗る同島出身者が日本に渡って活躍しており、日本に感謝したいと述べた。

金門島の経済については、その主軸である酒造と観光について説明、観光客の60%は台湾本島から、30%は2キロ先の対岸、厦門(アモイ)など中国大陸からで、同島が台湾・大陸両岸の住民の往来の場となっており、日本の人々にもぜひ金門を訪れてほしいと語った。

これに対して松田会長は、今回は連盟発足以来50年にして初の金門訪問であり、24人とも同島を初めて訪れたと述べた。また、大陸を背にして台湾海峡に面している金門島の発展と防衛が日本のエネルギーの安全保障と密接に関わっている点を指摘した。

さらに1950年代以降長い間両岸間の紛争地域にあった同島の歴史をふまえ、戦地としての金門島はもはや過去の記憶であり、現在は豊かな観光の島に変貌を遂げたとし、美しい大自然、コウリャン酒、おいしい食べ物を満喫して、日本に戻ったら島の魅力を人々に広く知らせたいと述べた。

このあと双方による座談会が行われ、日本側議員から金門県の議会選挙の投票状況や観光政策などについて質問が出た。李県長は選挙の様子について、候補者が金門出身の投票者のところをくまなく訪れようと隣の中国大陸に渡ったり、台湾本島まで飛行機で飛んだりして、かなり大がかりな選挙活動になると紹介した。

(編集:谷口一康)